外出時の打刻管理はどう対応していますか?スマホ打刻導入で変わること

外出先での打刻ができず、事業所に立ち寄ってから出退勤の記録をしている従業員はいないでしょうか。この記事では、勤怠管理システムのスマートフォンからの打刻機能に注目し、手作業管理の課題と、機能導入で現場がどう変わるかを解説します。
よくある3つの課題と、導入後の変化
■ 外出先からの打刻 専用打刻機やパソコンでの打刻しかできないと、直行・直帰する従業員は事業所へ立ち寄る必要が生じます。その結果、打刻漏れが起きがちです。スマートフォンから打刻できれば、どこからでも打刻でき、漏れを防ぎやすくなります。
■ メールを見ない従業員への連絡 打刻の催促をメールだけで行うと、メールをあまり見ない従業員には気づかれにくく、打刻漏れにつながります。その点、スマホアプリの通知を使えば、そうした従業員にも打刻の案内を届けやすくなります。
■ iOS・Android混在への対応 従業員の端末がiOSとAndroidで混在している職場は珍しくありません。片方にしか対応していない製品を選ぶと、OSごとに案内を分ける手間が生じますが、両OS対応なら端末を気にせず同じ運用で打刻を定着させられます。
スマホ打刻に対応しているサービス
スマートフォンからの打刻手段は、Webブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリで対応状況が異なります。
- スマートフォンのWebブラウザから打刻: AKASHI、HRMOS勤怠、KING OF TIME、ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠、マネーフォワード勤怠、RecoRu
- iOSアプリから打刻: AKASHI、HRMOS勤怠、KING OF TIME、ジンジャー勤怠、RecoRu
- Androidアプリから打刻: HRMOS勤怠、KING OF TIME、ジンジャー勤怠、RecoRu
Webブラウザからの打刻は調査対象の全サービスが対応していますが、iOS・Androidそれぞれのアプリ対応は製品によって差があります。従業員が使っている端末の内訳を踏まえたうえで、対応範囲を確認することをお勧めします。
※本記事の対応状況は、ITForward社が2025年2月時点で調査したデータをもとに作成しています。最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
FAQ
Q. Webブラウザからの打刻とアプリからの打刻は、何が違いますか?
A. Webブラウザ打刻はアプリのインストールが不要で、スマートフォンのブラウザからアクセスするだけで利用できます。一方アプリ打刻は、プッシュ通知による打刻催促など、ブラウザにはない機能を利用できる場合があります。自社が通知機能を重視するかどうかで、どちらを優先するか判断するとよいでしょう。
Q. 従業員の端末がiPhoneとAndroidで混在している場合、どう選べばよいですか?
A. 従業員の端末が混在している場合は、iOS・Androidの両方のアプリに対応しているかを確認する必要があります。片方にしか対応していない製品を選ぶと、OSごとに案内を分ける手間が生じる可能性があります。
Q. スマートフォン打刻を導入すれば、不正打刻の防止にもなりますか?
A. スマートフォン打刻自体は打刻手段を増やすものです。不正打刻の防止には、GPS情報の取得や特定範囲でのみ打刻を許可する機能など、別の機能をあわせて確認する必要があります。
効果を最大化するには関連機能も見る
■ パソコンのWebブラウザからの打刻 自分のパソコン端末や事業所の共有パソコンからも打刻できる機能があれば、専用打刻機を用意しなくても打刻手段を確保できます。
■ 打刻時のGPS情報取得 打刻時に位置情報を取得できる機能があれば、勤務予定地と異なる場所からの不正な打刻を抑制しやすくなります。
■ 外部の打刻機データの自動取込 ICカードリーダーや顔認証・指紋認証など、外部の打刻機で記録されたデータを自動取込できる機能もあります。スマートフォン打刻と組み合わせることで、現場に応じた打刻手段の使い分けがしやすくなります。
まとめ
スマートフォンからの打刻は、単に「打刻手段を増やす」だけの機能ではありません。外出先からの打刻漏れを防ぎ、アプリの通知でメールを見ない従業員にも打刻を促し、従業員が使うOSを問わず同じ運用を実現するための仕組みです。
導入検討の際は、以下の機能範囲をあわせて確認することをお勧めします。
- スマートフォンのWebブラウザからの打刻に対応しているか
- 従業員が使っているOS(iOS・Android)のアプリに対応しているか
- アプリの通知機能を打刻の催促に活用できるか
従業員の端末環境と運用課題を起点に、各サービスの詳細を確認してみてください。